こんにちは、miwaです。
先日、第46回愛知竹田研究会が名古屋で行われました。
ここでは細かい内容は別の機会に投稿することにして、簡単なルポを紹介します。
愛知竹田研究会とは
1.竹田研究会とは
竹田研究会と聞いて、『あの保守論客の竹田恒泰の研究会?』
と思ったかたもいらっしゃると思いますが、そうですその通りです。
研究会と題してますが、竹田恒泰さんの時事ネタなどの講演と古事記についての連続講座がメインとなっています。
そして、全国北海道から九州まで、17都道府県に各支部が置かれており、
今回私が潜入したのは愛知県名古屋市の護国神社の隣にあります桜華会館で行われました、第46回愛知竹田恒泰研究会に潜入しました。
2.竹田恒泰さんについて
竹田恒泰さんの簡単なプロフィールを紹介します。
作家。昭和50年(1975年)、旧皇族・竹田家に生まれる。
明治天皇の玄孫(孫の孫)にあたる。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。
平成18年(2006年)『語られなかった皇族たちの真実』(小学館)で第15回山本七平賞を受賞。
その他、『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか』「現代語古事記』など多数の著書を上梓している。
『そこまで言って委員会NP』『竹田恒泰チャンネル』など多数のメディアに出演している。
竹田恒泰さんと聞いて、『保守派』や『右翼でだいぶ右よりの人』というイメージを持たれているかたも多くいらっしゃると思います。
今回の講演では、保守(右派)と革新(左派、リベラル)の考えかたなどの話もありましたので、講演内容の紹介に移ることにしましょう。

3.講演内容
⒊1 国家斉唱
はじめに驚かされたのは、竹田恒泰さんが入場する前に、壇上の国旗に向かい、参加者全員で起立をし、国家の「君が代」を斉唱しました。
君が代を聞く機会は、サッカーでの国際試合の前や、ボクシングの世界タイトルマッチの前に、有名な歌手が歌ったり、水泳や柔道のオリンピックで優勝すると流れてくることはよくあります。
しかし、自分が歌う機会というのは義務教育だった中学校までだったと思います。そのため、とても新鮮でなつかしい気持ちになりました。
しかし、いきなりだったので、こんな感情が浮かんでいる私が歪んでるのかわかりませんが、変な宗教団体みないな妙な違和感を覚えたのが正直な感想です。
きっと、知らず知らずのうちにGHQのWGIP(War Guilt Information Program)の洗脳にかかっているのでしょう。
⒊2 『令和』という元号
次に、令和という新時代になり令和という元号の語源の説明がありました。
菅官房長官の説明は短すぎというツッコミがあり、参加者の笑いが起こりました。
令和とは万葉集の梅花の和歌からの出展で、序文と32首の和歌で構成さています。
その序文『初春の令月にして気淑く風和らぎ 梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫らす』からだけではわからず、その後の32首の説明もないと理解できないとういう内容でした。
ざっくりいうと、こんなおめでたい事ばかりの時に、庭でお酒を飲みながら、和歌を作るという文化的なことができている情景と、
この160年ぶりに戦争がなかった平成という時代が終わり、新しく文化的にも発展していこうという気持ちが込められているとのことでした。
⒊3 天皇皇后両陛下について
よくマスコミで報道される天皇皇后両陛下について、先のトランプ大統領夫妻と通訳を介さずおもてなしをされたというニュースが話題になり、
どこが変わったのかという視点で報道されることが多いといいます。
ですが、どこが変わったのかではなく、どこが変わらないのかという視点で捉えることが大切だということでした。
そのような視点で見ると、上皇上皇后両陛下の天皇皇后時代でも国賓に対する最上級のおもてなしは変わりません。
それを今の天皇皇后両陛下の最上級のおもてなしが通訳を介さずにお話になるということだったのです。
また、天皇陛下の英語はイギリス最高峰の英語で、ロンドンのオックスフォード大学への留学で身につけたものでした。
その留学も皇太子としては初めてで、当時の天皇陛下の教育方針だったようです。
そういった親子のつながりがあり、最上級のおもてなしという視点では変わってなく、時代に即した変化が見える形で現れただけなのです。
そして、皇后陛下雅子様の英語はというと、幼少期をニューヨークで過ごし、ボストンのハーバード大学を卒業しています。
アメリカ中の英語の基準とされるボストンで学び、英語の発音はアメリカのキー局のアナウンサーレベルということで、
先に来日したトランプ陣営の人も、完璧な英語を話させるので大絶賛だったいうことでした。
⒊4 保守と革新について
よく、保守派と革新派は水と油で、まったく対に論じられることが多いですが、そのなことはなく、
例えば皇室については、伝統を守っていくためには根本的なことは変えてはいけないですが、変えるところは時代にあったやり方に変えていかないと朽ち果ててしまうということで考えると、
保守のための革新であるので一体になっているとのことです。
しかし、フランス革命などのすべてをいったんリセットし、新たなものを作り上げていくという革新は、
革新のための革新であって、まったく違うものという理解をしておかないといけないとのことでした。
まとめ
今回、初めて竹田恒泰さんの講演を聞いて、いちばん印象的だったのは、
講演が始まって1時間15分間ずっとしゃべりっぱなしで、
10分の休憩を挟んだ後の1時間30分もずっとしゃべりっぱなしでした。
その間、一言も詰まることなく、また無駄な単語や言い間違えもありませんでした。もちろん失言もです。
全国で同じ内容で講演をしているからと言ってしまえばそれまでですが、私が感じたのは、作家・タレントという枠ではなく大学の教授で、皇室についての研究においては右に出るものがなく、確固たる自信を備えているが由縁の発言だと感じました。
ご自身が旧皇族という身分にもかかわらず、1000人規模の講演や、皇居勤労奉仕団や伊勢神宮での高校生、大学生に対する研修、古事記を全国のホテルに無料配布するというプロジェクトなど、
本気でこの国の伝統や皇室を護っていくことを考えて、実行されているのだと感じました。
ついつい長くなってしまいましたが、講演全文をテキスト化し、まとめ記事を書きますので、乞うご期待ください。
