こんにちはmiwaです。
今回は、2019年9月18日にパルク・デ・プランスで行われた、チャンピオンズリーグ予選の初戦レアルマドリードVSパリサンジェルマンの一戦をレビューしていきます。
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【マッチレビュー】レアルマドリードVSパリサンジェルマン チャンピオンズリーグ予選
レアルマドリード0−3パリサンジェルマン
14分,33分 ディ・マリア 90分 ムニエ
まずはじめに、スターティングメンバーを見ていきましょう。
レアルは、キャプテンのセルヒオ・ラモスがサスペンションで出場停止のためミリトン、左サイドバックに怪我のマルセロに代わりメンディがそれぞれ初先発しています。
また、中盤もモドリッチ、バルベルデが怪我のためハメスが先発。そして、怪我明けのアザールは、この一戦に標準を合わせてきました。
パリは、中盤まではベストメンバーですが、アタッカーのムパッペ、ネイマール、カバーニが不在です。代わりにインテルから移籍したイカルディ、レアルのカスティージャに所属経験のあるサラゴサから移籍したサラビアが入っています。
また、今シーズン途中までレアルに所属していたナバスがゴールを守るので、一筋縄ではいかないでしょう。
セルヒオ・ラモス、マルセロ、モドリッチの不在
結果論ですが、この主力の三人が不在だったのが、痛かったですね。
ある意味、組織的には守備をしないムバッペ、ネイマールが不在だったパリは、監督トゥヘルの得意の組織的な守備を構築でき、レアルは決定打がありませんでした。アザール、ベイルの個人技でのシュートはあったものの、シュート数10本に対して枠内シュートが0本というスタッツ通り、崩し切ってのシュートが打てませんでした。
ビルドアップにしても、マルセロ不在のため変化がつけれず、ハメスも調子は上がってきていて、チャンスメイクはできても、ゲームの組み立てはまだまだですね。リーガでは通用しても、パリには通用しませんでした。
驚異の中盤ゲイエ、ベラッティ、マキーニョス
この試合、目立ったのはパリの中盤のトライアングルです。特にゲイエの守備力やポジショニングは卓越していました。まさにフランス代表カンテのようです。
そこにブラジル代表のマルキーショスとベラッティの組み合わせで、レアルの中盤は終始、後手にまわざる負えませんでした。
けが人続出のレアルの中盤の原因の一つに、移籍市場でポグバの獲得失敗に対してのリスクマネージメントができてなく、守備的MFがカゼミーロのみという、選手層の薄さにあるでしょう。これは、早急に対策してほしいです。
驚異の両翼ムニエ、ベルナトとディ・マリアの決定力
また、驚異的だったのが、両サイドバックのムニエ、ベルナトの攻撃参加です。中盤が安定していることも大きいですが、レアルの両サイドバックと比較してもムニエ、ベルナトのポジショニングがとても高く、先手を取られていました。
レアルの右サイドについては、ベイルとカルバハルで戦えていましたが、問題は左サイドのアザール、メンディのサイドです。対する、サラビア、ムニエのコンビとの違いは、ムニエの攻撃参加にアザールの守備が中途半端だったことで、終始ムニエにフリーでプレーされてしまったところです。
後半からは、監督ジダンの指示だと思いますが、メンディが高い位置をとるようになりました。しかし、アザール、ムニエ、ミリトンの加入間もない選手の連携がまだ取れていないので、パリ相手には厳しいでしょう。
そして、この試合で2得点を決めたディ・マリアの決定力も驚異でした。完全に崩されたわけではありませんでしたが、2点とも対峙したディフェンダーはヴァランでしたが、寄せがあまったです。フランス代表の守備陣の絶対的エースのヴァランではありますが、相手へのプレッシングやカバーリング範囲など、ワールドクラスへはもう少しレベルアップが必要だと感じました。
【マッチレビュー】レアルマドリードVSパリサンジェルマン チャンピオンズリーグ予選まとめ
ざっと、チャンピオンズリーグ予選の初戦レアルマドリードVSパリサンジェルマンの一戦をレビューしてきました。
- セルヒオ・ラモス、マルセロ、モドリッチの不在
- 驚異の中盤ゲイエ、ベラッティ、マキーニョス
- 驚異の両翼ムニエ、ベルナトとディ・マリアの決定力
という三点をあげました。個々でみれば、ミリトンはセンターバックとしてとても高い能力を証明してくれたと思います。しかし、メンディは攻撃参加、アザールには守備には期待しませんが、その代わりに得点に期待したいですね。
2015〜2017年と三連覇したレアルマドリード。
大事な初戦を落としてしまいましたが、次節10月2日のクラブ・ブルッヘ戦に期待しましょう。